*王子様に恋をして*




「うん、大丈夫。アッサリしてるのは本当だから。振られるか付き合うかだけよ」


「…」


ふられるに決まってるじゃんかあー!!!!



「そんなのっ!今日の告白なんて意味無いじゃんっ!振られにいくようなものじゃないかあー!!!!」


「何告白する前から諦めてんのよ」


「そうですよまい。今更そんなこと言っても実月センパイ、放課後図書室に呼んでしまいましたからね」


「へ・・・」


はい?
今なんて言った?


「あははっ、結子ちゃんもう1回言ってくれる?なんか実月せんぱいを図書室に呼んだとかなんとか…。私耳がわる…」


「うん、その通りだよ?」


くなってなかったーっっ!!!!


「はっ?はっ?!いつのまにそんなことになってるの?!」


「いつのまに、っていうか昨日言ったじゃない今日告白しちゃえって」


「それでいつセンパイとそんな約束を?!」


「あー…それは企業秘密です」


「んだよそれえ!!!」


私今日ツッコミキャラになってるぞぉ?!オイ!!


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