*王子様に恋をして*




「あ、ここ」


「ん?来たとこあるとこ?」


「あ、え、あっ違っくて…、前テレビでここのケーキがおいしいってやってたなって」


そこは小さな洋風の小さいお店で果物の小物やかわいらしいぬいぐるみなどで飾り付けされている


ケーキかわいいのいっぱいあるなぁ
食べたい…


けど昨日も結子ちゃん家でたくさん食べちゃったからなぁ
体重が…
というよりもセンパイが甘いもの好きじゃないかもしれないしっ!!


「う″~ん」


「………」


どうしよう多分お店入りたいっていったら絶対いい、ってセンパイ言うに決まってるし
でもそれってなんかずるい感じもするし…


そうだよっ
別に今日じゃなくてもお店がなくなるわけでもないし結子ちゃんと美咲と一緒に来ればいいんだ!


よし!



「センパイ何処いきま」


しょうか…


って



「センパイ?!」


え、え
さっきまでセンパイ隣に居たよね?!
え、何処?!


あたりをきょろきょろと見わたす


するとケーキ屋さんのお店のドアを半分入ったところで私を手招きするセンパイ



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