*王子様に恋をして*





「いらっしゃいませー」


あわててセンパイに呼ばれるままにお店に入るとフリフリの制服を着たウエイトレスさんに席へ案内される


「あの、センパイ…?」


どれ頼もうか、とメニューを見ながら言うセンパイに話しかける


「ん?」


「あの、えっとですね…」


私、入りたそうな顔してましたか?
なんて聞けない…ッ!!!

うん、って言われたらすっごいはずかしいじゃん私!


「…どうしたの?」


「え、いや、その…。このお店入ると思わなかったからなんでかなー…と…思って」


「………」


ぐあー!何いってんの私ーッ!
これじゃまるで『不満です』って言ってるのとおなじじゃない!!!


「…やだった?」


ほらああああああっ!!!(←壊れた)
そ、そんな顔しないで王子!


「だって…」


「へ」


上目遣いで見つめられる


う″っ
だめよそんな顔してっ(←本気で壊れた)


「まいちゃんがケーキ食べたそうな顔してたから…」


・………!!!!



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