*王子様に恋をして*
コトン…
聞こえた音に顔を上げるとセンパイはもう戻ってきていて紅茶とケーキの取り皿を机に置いているところだった
き、気づかなかった!
て、ゆーか…
机にセッティング(?)しているセンパイもかっこいい…*
「…?何?なんかついてる?」
そう言いながら自分の顔をぺたぺた触る
かっ、かわいい…!!!
「い、いえっ!!!いつも通りステキなセンパイでございますっ!!」
…って
まあた何言ってんの私のバカーッ!
「す、スミマセ…ン」
「いえいえ、こちらこそありがとうございます。さ、どーぞ」
そう言いながら紅茶を私に差し出す
「ありがとうございます」
「はい」
早速カップに口をつける
「わぁ…っ」
すっごいいい香り
フルーツかなんか、かな?
すごくあまい
「おいしい?」
「はいっ」
そしたらよかった、とふわって笑った