君になりたい。


ひとりで16人分の食器を洗うのは、かなりキツい。

本当にキツい。



な の に

目の前の男はそんなわたしを見て、手伝う気なんぞまっまく見せず、ニヤニヤしながら話しかけてくる。


「…絶対一輝くんって腹黒いよね」

「なーに言ってんの
負けるからいけないんでしょ」

…少しぐらい傷ついてほしいよ、うん。

てかせめてそのニヤニヤ止めてくんない?

ま じ で !
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