君になりたい。

「…渉くん
そんなに悩んでるんだったらどっちも買ったら?
化粧品みたいに高くないんだしさぁ」

30分経っても未だ決められない渉くんに、痺れを切らしそう言うと

「そっかぁ」

と満面の笑みでカゴにビターとイチゴ味のチョコをいれた。

長かった……

てかもっと早く言えば良かった。

まず渉くん、小学生かよ!
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