君になりたい。

「今度は何ー?」

そう言いながら渉くんに近づくと、パッとニンマリ顔で振り向いた。

「迷った結果どっちも買ったー
さっきひーちゃんが言ったコト思いだして〜」

チャリンとお釣りを財布に戻しながら渉くんは、わたしに袋を取ってと顎で促す。

店員さんから袋を受け取り中を見てみると、そこには肉まんとピザまんが入っていた。

「…渉くんさっきご飯食べたよね?
焼きそば」
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