君になりたい。

「うん」

「まだ食べるの?」

「成長期ですからー!!」

そう言って渉くんはまだ店内だと言うのに、袋から肉まんを取り出し食べ始める。

そんな姿を見た店員さんが苦笑い気味にわたしを見てくる。

「渉くん
外で待ってて」

半ば強制的に渉くんを店から追い出し、香奈ちゃんのもとへ向かう。
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