君になりたい。

「…フフッ…」

「怖っ
なんてゆーか…
そんな深く人と関わろうとはしないよね」

「そーかな?」

「うん
一線引かれてるみたいで
香奈はちょっと寂しかったり…」


香奈ちゃんの言葉終わりと同時に目の前から、小さな人影が現れた。

まだかなり遠くにいるから、誰かははっきりと分からない。


だけどうっすらと街灯の灯りがその人を映し出す。
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