君になりたい。

さっきよりその人物はわたしたちに近づいてきていた。


ジッと見たら確かに……渉くんだ。

髪がピョンピョンしてるし。
って関係ないかっ。


さらにジッと見ていると、手に何かを持っていた。


その間にも距離があっという間に近くなり、ハァハァと息を切らしながら、渉くんがわたしたちの目の前にきた。
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