君になりたい。

「誰かさんが連絡しなくてもいいって言ったんだよね〜」

そう言いながらケータイの画面を健斗くんに突き出す。

「メール17件
着信25件…
スゲなー」

完璧に他人ごとの健斗くんに若干イラッとする。

だからカチカチとケータイを操作し、再び画面を健斗くに突き出す。

「わぉっ」

その画面を見た瞬間、健斗くんがそう発した。

健斗くんに見せたのは、満さんのまだ見つからない?とゆう心配メールだ。
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