君になりたい。

「………」

“パチン”

いつまで経っても何も発しようとしないわたしに、痺れを切らしたのか健斗くんが頭を叩いてきた。

「いった〜
細胞が減っちゃうじゃん!?」

これにはさすがに口を開いた。

頭、これ以上悪くなったらきっと…イヤ絶対健斗くんのせいだと思っていたら

「ハハハハハっ」

急に本当に急におじさん…ヒデさんが笑い出した。
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