君になりたい。

おーーっ怖い怖い

……はやく食べたい

どうやらわたしは、健斗くんの黒い何かより食欲の方が大事みたい。

「もーいいや」

わたしはヒデさんに笑いかけながらそう言い、勢いよく振り返って何もなかったかのように再びフォークを動かし始めた。

「………」

案の定理解不能なわたしの行動に固まる健斗くん。

だからチラッと何か?と言った感じで視線を送った。
< 76 / 120 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop