君になりたい。

「……」

わたしも優花ちゃんに視線を投げ、言葉を待つ。

だけど優花ちゃんは話し始めようとはしない。

だんまりだ。

沈黙が続くなか、なぜか健斗くんはだんだん眉間にシワを寄せていき、わたしを睨んでくる...

気ま…ずい…


「帰ろ……??」

いてもたってもいられなくなって、わたしはそう言った。
< 89 / 120 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop