君になりたい。

だけど

“お前今どんな状況なのか分かってんのか!?
あ゛!?
しばくぞ ボケ”

とゆう(そんな)健斗くんの視線が飛んできて、わたしはとっさにさっき立たせた足を再び曲げさせた。


時間はどんどん過ぎてゆく。
なのに無言。

ながーい沈黙。

正直、耐えられなくてまた口を開こうとしたとき

「…あたし」

優花ちゃんが口を開いた。
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