【短編】ねぇ…私を見て?
ずっと、ずーっと片思いしてたけど
その間にルーくんに彼女が出来る事はなかった。
でも、藤君とお姉ちゃんの仲を
邪魔するわけでもなく
そっと2人といて…。
そんなルーくんを見てると
すごく切なくなった。
だから…
そんなルーくんの気持ちを利用した。
好きな人の妹って立場を…。
だから…
お姉ちゃんにルーくんが好きだって打ち明けた。
優しいお姉ちゃんだから
協力してくれるってわかってた…。
受験に合格して
春…高校生になった。
「入学おめでと」
そう言って
初めて会った日のように
私の髪をクシャっとして
頭を撫でてくれた。
『私…ルーくんが好き
彼女に…してください』
ルーくんは戸惑って…
困惑した表情を浮かべた。
「ユウはさ…年上の俺に憧れてるだけだよ」
『そんな事ない。
それに…お姉ちゃんだって
ルーくんなら安心だって言ってたよ…』
卑怯な手を使った。
お姉ちゃんの代わりでもいい。
お姉ちゃんの事を好きなルーくんなら
優しいから…
こう言えば…断らないってわかってた。
「ん…俺でいいなら、いいよ」
沈黙の後
ようやくルーくんはそう言ってくれたんだ。
その間にルーくんに彼女が出来る事はなかった。
でも、藤君とお姉ちゃんの仲を
邪魔するわけでもなく
そっと2人といて…。
そんなルーくんを見てると
すごく切なくなった。
だから…
そんなルーくんの気持ちを利用した。
好きな人の妹って立場を…。
だから…
お姉ちゃんにルーくんが好きだって打ち明けた。
優しいお姉ちゃんだから
協力してくれるってわかってた…。
受験に合格して
春…高校生になった。
「入学おめでと」
そう言って
初めて会った日のように
私の髪をクシャっとして
頭を撫でてくれた。
『私…ルーくんが好き
彼女に…してください』
ルーくんは戸惑って…
困惑した表情を浮かべた。
「ユウはさ…年上の俺に憧れてるだけだよ」
『そんな事ない。
それに…お姉ちゃんだって
ルーくんなら安心だって言ってたよ…』
卑怯な手を使った。
お姉ちゃんの代わりでもいい。
お姉ちゃんの事を好きなルーくんなら
優しいから…
こう言えば…断らないってわかってた。
「ん…俺でいいなら、いいよ」
沈黙の後
ようやくルーくんはそう言ってくれたんだ。