【短編】ねぇ…私を見て?
そう思ってたのに
帰る方向が同じだとかで送ってくれる。
せめて名前ぐらいは聞いておけば良かったかな。
悪い事したな…そう思いながら
まだ一人で喋る彼に、適当に相槌を打つ。
罪悪感を抱きながらも、やっぱり興味が持てない。
ごめんね…。
そう思いながら、角を曲がった。
『家あそこだから…ありがと』
一応お礼を言った。
「今日楽しくなかったっしょ?」
そう聞いてくる彼に何も答えれなかった。
「笑顔見たいなぁって思ったけど
俺じゃダメみたいだね」
そう言う彼の視線に目を向けると
家の前に人影が見える…。
お姉ちゃんかな?
眼鏡をかける程ではないけど
視力がいいって訳でもない。
「じゃ」
そう言って彼が手を振るから
お辞儀をして、家の前へと駆け出した。
帰る方向が同じだとかで送ってくれる。
せめて名前ぐらいは聞いておけば良かったかな。
悪い事したな…そう思いながら
まだ一人で喋る彼に、適当に相槌を打つ。
罪悪感を抱きながらも、やっぱり興味が持てない。
ごめんね…。
そう思いながら、角を曲がった。
『家あそこだから…ありがと』
一応お礼を言った。
「今日楽しくなかったっしょ?」
そう聞いてくる彼に何も答えれなかった。
「笑顔見たいなぁって思ったけど
俺じゃダメみたいだね」
そう言う彼の視線に目を向けると
家の前に人影が見える…。
お姉ちゃんかな?
眼鏡をかける程ではないけど
視力がいいって訳でもない。
「じゃ」
そう言って彼が手を振るから
お辞儀をして、家の前へと駆け出した。