女番長
基地に着くと、全員がその場に倒れた。
「怪我の浅い奴は、先に傷が深い奴手当てしてやって!」
その言葉に、動ける奴が一斉に傷の深い奴を手当てし始める。
あたしも、一人一人、手当てをして回った。
しばらくして、全員の手当てがし終わった。
「あたしの部屋に全員集合な!早く来いよ。」
あたしはみんなよりも先に、部屋に行って用意をする。
今日のために買っておいた酒や食べ物を、大きなテーブルに並べ始める。
すると、ぞろぞろと入ってきたみんなが、用意を手伝ってくれた。
みんながテーブルに揃ったところで、あたしはみんなに話しかける。
「今日は、みんな本間によう頑張ってくれた!ありがとうな。本間に、みんなに会えてよかったわ。滝沢にあんなこと言っときながら、自分もリーダーとしてできてるか分からんけど、みんなと一緒に戦えて、本間よかった。」
「真希さん!俺ら、真希さんについてきて本間よかったです!お礼言うのは、こっちですよ。」
誰かがそう言うと、全員が…。
『そうですよ!』
そう言ってくれた。
みんなの言葉が嬉しくて、涙が出た。
「じゃあ、みんな頑張ってくれたし、今日はいっぱい飲んでや!」
『はい!!』