女番長
私は言われた通りに10分後に達也君と合流して、真希のもとに急いだ。
達也君だけじゃなく、上原グループ全員の目が、何か輝いてた。
この時私は思った。
やっぱり真希って、すごいなって…。
いつもそうやった。
負けず嫌いで、クールで、かっこよくて…
何でか、誰もが真希に惹かれてた。
男だけじゃなくて、女も。
でもそんな真希を、誰も憎めへんかった。
そうこうしてるうちに、真希がいるっていう倉庫に着いた。
「中は何があるか分からんから、加奈ちゃんは俺の後ろにいて!分かった?」
「うん。」
私は頷いた。
「よし、じゃあ俺らのリーダー助けに行くぞ!!」
「「おおー!!」」