女番長
第三章「それぞれの気持ち」
龍side
その頃滝沢達は…
「龍さん。あのまま逃がしてよかったんですか?」
「別にいいんだよ。」
「龍さん、初めて殴られましたね。しかも女に。」
「うるせえよ。でもあの女、おもしろいな。」
「まさか龍さん。あの女狙ってるんすか?」
「ああ。気に入った。絶対俺のもんにしてやる。」
滝沢がこんなことを思っているなんて、真希はまだ知らなかった。