女番長


「離して達也君!!真希が!」
達也君を見たら、私をじっと見たまま、首を横に振ってた。


それでも私が行こうとしたら…

「真希が言ってたやろ!!邪魔すんなって!」


そこで私は抵抗をやめた。


その時…


ガツッ












私は自分のことで気づいてへんかった。


振り返ったと同時に地面に崩れ落ちる真希。


そして、カランカランと鉄パイプが地面に落ちる音が響いた。



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