女番長
「…希!真希!」
「ううん…。えっ!?」
目を覚ますと、目の前には龍の顔があった。
「おはよ、真希!」
「なんで龍がここにいんの?」
「だって、会いたくなったから!」
「龍…。」
「ん?」
「おはようのチューして。」
「は?」
あたしは、寝ぼけているのか、変なことを言ってしまった。
「えっ?あっ!ごめん。何か変なこと言った。はー…何言ってるんや、あたしは…。」
「いいよ。」
「へっ?」
チュッ
あたしは、自分で言い出したにもかかわらず、一人で赤くなっていた。
「真希、その顔反則。俺襲っちゃうで?」
「えっ!?無理無理!」
「冗談やって。本間可愛いな。」
そう言う龍も、赤くなっていた。
「なぁ真希。」
「ん?」
「今日俺ん家来てよ。」
「いいけど…。」
「よしっ!決まりな。」
「うん。」
そして龍は、帰っていった。