女番長
第五章「後悔」
真希side
ガチャッ
「里菜ー、ただいま。」
「お姉ちゃん!!寂しかったよー。」
「ごめん、今日はお姉ちゃん、家で寝るから。」
すると、途端に里菜はパァッと笑顔になる。
「本当に?」
「うん。じゃあ今日は、お姉ちゃんがご飯作るね!」
「やった!」
里菜が子供のように走り回っているのを、あたしは笑顔で眺めた。
その日、あたしは久々に里菜と一緒にご飯を食べて、明日の学校のために早く寝ることにした。