女番長


ピンポーン



「はい。」


チャイムを鳴らしてからしばらくして、龍がドアを開けてくれた。



「真希!!会いたかったー!!」
「わっ!!」

龍は、あたしの顔を見るなり飛びついてきた。



「ちょ!苦しいってば!」


「あっごめんごめん!」と言って、龍はあたしから離れた。


「っていうか、真希制服じゃん!」


「うん。だって今日、学校行ったし。」


「真希マジで制服似合う…。」
龍は、顔を赤くしてそう言った。


「そういや、今日はどうしたん?」


「あっ!特に何もないよ。ちょっと龍の顔見たくなっただけ…。」



あたしがそう言うと、龍はあたしにキスをした。


「ちょっと!びっくりするやん!」


あたしは少し拗ねてみた。


「ごめん。あまりにも可愛かったからさ。」

と、龍はあたしに真剣な顔をして言った。




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