女番長
第二章「決戦」
真希side
今日のために、全てをかけてきた。
仲間にもたくさん怪我させて、たくさん辛い思いもさせた。
でも今日、やっと"決戦"の日を迎えた。
今日さえ過ぎれば、みんなにも楽を与えてやれる。
あたしが目指すグループは、ただ強いだけじゃなかったんや。
みんながお互いを信頼し合って…
そんな風に強くて、人としてできたグループにしたかった。
それにあたし自身、信頼されるリーダーになりたかった。
みんな、あたしが想像していた以上のことをしてくれて、あたしの理想のグループができたんや。
みんなに感謝してる。