女番長
「はい、もういいやろ。」
あたしは慌てて離れる。
「うん。ありがとう。」
「もうあたしらは、ただのクラスメートの関係でやっていこうな。」
「…分かった。」
滝沢君は、寂しそうな顔をして、言った。
「じゃあ、また。」
「うん。バイバイ。」
なぁ、あたし…
後悔してないからな…
"龍"と付き合えて、本間よかった。
あたしは"龍"が好きやからこそ、"龍"の幸せを心から祈ってる。
やから、幸せになって…
幸せになって、いつも笑顔でいてな。