パパと半年の記録



家に帰って、あたしはすぐ部屋に閉じこもった。



メイクを落とし、余所行きの服を脱ぎ捨て、ベッドに倒れ込んだ。


昼間シャワーを浴びた後のバスタオルを顔に当てて噛む。








「ぁ゛ぁ、あ゛ッ…」










蒸されたような暑さの部屋で、あたしはただ泣き続けた。














その後、暗闇でぼーっとしているとママが来て、素麺茹でたから食べようと言った。






その優しい声だけで、また泣きそうになった。















ご飯を食べると、少しだけ冷静になれて、ママにパパの話を聞く事が出来た。













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