パパと半年の記録
12月25日
*****


クリスマスの零時過ぎ…



パパの体調が悪くなり、急遽病院へ行くことになった



私が付いて行こうか?とママに言うと、平気と答えた。


そして、悠を独りにするのは心配だからと言った







「診察が終わったら連絡してね」




私はそう言って車庫まで見送って、車が見えなくなるまで手を振った







ママから連絡があったのは午前二時半頃……









パパの入院の知らせ…
ただ大したことなさそうだった…
だから安心してたのに…





















朝の十時から車校行って勉強してた
五時過ぎに帰るとママは仕事から帰ってきてた。



「パパのところ、三人で行こうか」


そう言った



私は車校から帰ったばかりで、面倒くさいと感じながら「なんでー」と問いかけた

けどそこで気付く








「パパ、どうかしたの?」



「…あんまり良くないんだって。先生から今、連絡あったの」





一瞬背中が冷えた





















その後ママは誰かと電話してた




「あの、毅さんがまた入院することになりまして…それで、先生から話すことがあるそうなので、もしお時間があるのなら来ていただけないでしょうか…時間はまだ決まっていないんですが……」



私はママの横にいたのだが、何故かママはそこで言葉を切って私に背を向けた











嫌な予感がした……













「もう、治療が出来ないかもしれないから、覚悟してくださいとだけ……」















実感が沸かなかった

だって昨日まで笑ってたのに…












ママに、本当に?と聞くと、ママは努めて明るくと言うか、普通に言っていた


だから私も初めは、そっか…とだけ言った





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