パパと半年の記録
もうすぐ八時になる頃だった
あたしはお笑い番組を見て笑っていて、夕飯がすき焼きと言うことに喜んでいたとき……
となりに座っていたパパの顔色が悪く、見るからにしんどそうだった
「パパ大丈夫?」
ママがえらくなっちゃった?って聞いた時は首を振っていたが、私が聞くと、「えらい」と一言言った
その言葉で私はぞわっと嫌な感じがした
ママが「病院帰る?」と聞くとパパは頷く
ママが病院に電話を掛けた直後、パパは泣き出した
声が震えててなにを言っていたのか明確には分からなかったけど、「何で…」と聞こえた
ママが急いで準備をして、パパを抱き締めながらあたしはその様子を黙ってみてた
「パパ髪の毛薄いから帽子かぶらないと寒いよ!」
なんて冗談を言った
しかし車に乗った直後、パパの気分が悪くなり何度も嗚咽を繰り返していた
ママは慌ててビニール袋を取りに家の中へ走り、あたしは何も出来ずにパパの背を撫で続けた
ただ怖くて怖くて───
体調が急変したんじゃないかって…
怖くなった
「すき焼きはお肉入れて二人で食べてね」
そう言ったママはあわただしく出て行った
楽しみだったすき焼きを見て、なんだか胸がキュッとして、怖くなった
大丈夫だよね?
あたしはお笑い番組を見て笑っていて、夕飯がすき焼きと言うことに喜んでいたとき……
となりに座っていたパパの顔色が悪く、見るからにしんどそうだった
「パパ大丈夫?」
ママがえらくなっちゃった?って聞いた時は首を振っていたが、私が聞くと、「えらい」と一言言った
その言葉で私はぞわっと嫌な感じがした
ママが「病院帰る?」と聞くとパパは頷く
ママが病院に電話を掛けた直後、パパは泣き出した
声が震えててなにを言っていたのか明確には分からなかったけど、「何で…」と聞こえた
ママが急いで準備をして、パパを抱き締めながらあたしはその様子を黙ってみてた
「パパ髪の毛薄いから帽子かぶらないと寒いよ!」
なんて冗談を言った
しかし車に乗った直後、パパの気分が悪くなり何度も嗚咽を繰り返していた
ママは慌ててビニール袋を取りに家の中へ走り、あたしは何も出来ずにパパの背を撫で続けた
ただ怖くて怖くて───
体調が急変したんじゃないかって…
怖くなった
「すき焼きはお肉入れて二人で食べてね」
そう言ったママはあわただしく出て行った
楽しみだったすき焼きを見て、なんだか胸がキュッとして、怖くなった
大丈夫だよね?