孤高の金髪ウルフ
防犯カメラがないかを確かめた。


「ないみたい?」


「だね…。」


真乃と二人で相槌を打った。


一人意味が分からず、稀良が私と真乃を不安げに見る。


それをスルーして、目に付いたコミックを、周りを気にしながら鞄に詰めた。


怖いって気持ちよりも、スリルを求めていたんだ。


これを盗むとどうなるか?


何処まで逃げきれるか?


その後は……?



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