孤高の金髪ウルフ
「何処行くの、羽美ちゃん。

そっち学校じゃないよぉ?」


まだ、パタパタと私に付き纏いながら、不安げに話しかけてくる。


「煩いなぁ!!
あんたは学校行きゃあいいじゃん!
付いて来んなっ!」

信号待ちだったから、歩行者が次々私達を見て行く。


「そんな事言わないでよぉ。」


大きな瞳をウルウルさせて私を見る。



ウザったい。



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