孤高の金髪ウルフ
信号が変わり、センター街に向かって歩く。


さすがに、学校の制服を着た人はいなくて、逆にメイド服やスーツ着た人達が、出勤途中のサラリーマンや、OLさん達に勧誘のビラを配る姿が目立つ。


擦れ違い様に大人がジロジロと、私達を見ていく。


「う…羽美ちゃぁん、何処まで行くの?
こっち来ても、制服で遊べない場所ばかりだよぉ?」


不安げな声で聞いて来る。


「そんな嫌なら、付いてくんなって言ってんじゃん!!

お嬢様は学校行きなってば!」


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