一男三女物語
「わかりました。明日、妹さんの指紋採取に来ますから。それから最近来客がありましたか?」

「合鍵屋さんが!」

「その合鍵屋も明日一緒に協力お願いできれば助かりますが?」

真紀はラッキーまだ会う口実ができたと心の中で、ガッポーズをした。

「明日、何時に来られますか?」

早紀が確認した。

「たぶん夕方になると思いますが?」

「はい!待ってます。と早紀が応えた。」

早紀は完全に若い刑事に一目惚れしてしまった。

一通り鑑識が写真、指紋の採取をするとみんな帰っていった。

「不思議ね?何にも盗られてないなんて?早紀、本当に何も盗られてないの?」

「私の心を奪って行ったわ」

真紀と宗一郎は無視して空巣が出した物をかたずけた。

「ただいま!」

亜紀が帰ってきた。

「空巣入ったって本当?」

「それがお金も通帳も盗られていないのよ!亜紀も調べてみて!」

亜紀も自分の部屋を調べたが何も盗られた気配はない。

「亜紀!父さんに空巣が入ったことメールして!」

「わかった!」

《今日の昼間空巣が入ったよ!でも何も盗られてないんだよ!不思議だね?亜紀より》
< 12 / 88 >

この作品をシェア

pagetop