一男三女物語
翌日の夕方谷崎がやってきた。

「すみません!私がコーヒーを勧めたばかりに迷惑かけて」

と真紀は心にもないことを一応言ってみた。本当は、空巣さんありがとう!また、会うチャンスをくれてと言いたかった。

「とんでもないです。」

「警察の方はまだですからゆっくりしててください。」

真紀はそう言ってコーヒーを谷崎の前に出した。

そこに早紀が帰って来た。

「刑事さん来た?」

「まだよ!」

早紀は谷崎を見て…

「今日は!すみません忙しいのに!姉はいつも貴男のことばかり話しているんですよ!」

「早紀!」

真紀は真っ赤になって何も言えないでいた。

「はぁ?」

谷崎も真っ赤になって黙り込んだ。

「もしかしたら?両思い」

早紀が茶化した。

「早紀!谷崎さんにご迷惑よ!そんなこと言うのやめなさい!」

真紀は一応、探りを入れてみた。

「迷惑だなんて、とんでもない!」

「えぇ?」

真紀は心の中でヨッシャーとさけんだ!

「二人とも何をイジイジしてるの!姉さん早く告なよ!」

早紀がチャチャを入れた。

そこにチャイムが鳴った
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