一男三女物語
「はぁ?どういうことですか?」

「昨夜はニューヨークから帰ることになってたんですが…今日、会社にも出勤していないんです。」

「お父さんの会社を教えていただけますか?」

「新東南新聞社です。」

「わかりました。それからあと二人の妹さんにも護衛をつけていますので安心してください。」

「ありがとうございます。何から何まで!」

「じゃ今から家まで送ります。」

田辺刑事が席を立とうとした…

「私、車で来てますので…」

「じゃ後ろから家まで付いていきます。」

「ありがとうございます。」

田辺刑事は真紀の車の後方から自宅まで着いてきた。
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