一男三女物語
自宅に着くと別の刑事二人が玄関の前で待っていた。早紀と亜紀の護衛をしてきたのだろう?

「すみません!お世話になりました。」

真紀は玄関に立っている二人の刑事に礼を言った。

「よかったら中にどうぞ」

「はい!まだ、ちょっとお話をお聞きしたいので…」

そい言って三人の刑事はリビングに通された。

「宗一郎大丈夫だった?」

早紀と亜紀が宗一郎に近寄ってきた。

「うん!大丈夫だよ!おじさんがいたから」

「本当にありがとうございました。」

早紀はお礼を言った後、田辺刑事に見とれていた。

「なぁ田辺!そっちのお嬢さんは、どうもおまえに護衛してもらいたかったみたいだよ?俺が付いてる間中おまえのことばかり聞いてさぁ」

もう一人の中年の刑事が笑いながら言った。

「係長!困ります。ちゃかさないでください。」

「明日からおまえはそのお嬢さんの護衛を任せるからなぁ」

「やった〜よろしくお願いします。」

早紀は大喜びで悲鳴をあげた。

「はい!命令であれば従います。」

田辺も内心はまんざら嫌ではなかった。
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