一男三女物語
「係長!それが四人のお父さんが昨日から行方不明なんです。」

「なんだって!空巣、子供を拉致と何か関係あるのか?」

「今のところなんとも?」

「田辺!おまえは明日、お嬢さんを学校まで送ったらそっちを調べろ!」

刑事たちはその後、いろいろのことを聞いて帰って行った。

それからしばらくして家のチャイムが鳴った。

「は〜い!どちらさまでしょうか?」

「谷崎ですが」

「真紀の顔が笑顔に変わった。」

真紀は玄関まで出迎えに行った。三人は真紀の様子をしっかり観察していた。

「実は…」

と父が行方がわからないこと、宗一郎が誘拐されそうになったことを真紀は谷崎に話した。

「じゃ明日から僕が真紀ちゃんの送迎をするよ!」

「まきちゃん?」

早紀は、吹き出しそうになった。

「早紀ねぇちゃん!二人はいつからそんな仲になったのよ?」

三人は、自分たちがしらないところで二人の仲が進行しているのにおどろいた。

「まこちゃんは、将来あなたたちのお兄さんになるかもよ!」

真紀はそう言って谷崎にもたれかかた。
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