一男三女物語
「早紀ちゃん!休まないと体壊すよ?」

「パパが心配で眠れないよ!」

早紀は父親のことはもちろんだが、田辺が一つ屋根の下にいることがうれしくてたまらなかった。

他のみんなは、田辺と早紀をリビングに残し各自の部屋へ入って行った。

「田辺さん!ごめんね!ここにいるのが邪魔になったら言ってね!」

「ぜんぜん邪魔じゃないんだけど?僕も男だからね?狼になるかも?」

田辺は、笑ってソファーに座っていた。

「狼になってください!大歓迎です。」

早紀も笑って田辺に応えた。

「私、コーヒー煎れますね!」

早紀はそう言って立ち上がった。

「ありがとう!いただくよ!」

そして二人は朝まで、話しをして過ごした。
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