一男三女物語
「亜紀?あんた本当に中学生?頭良すぎるんじゃないの?天才だね!」

「私にはそれしかないから!お姉ちゃんたちみたいに……」」

と話しかけた時、玄関のチャイムが鳴った。珍しく真紀が慌てて玄関に向かって行った。

「初めまして!谷崎と申します。」

久しぶりに谷崎がやって来た…と言うより真紀が電話して呼んだのだが…

「このたびは、大変な目に遭われてお見舞い申し上げます。」

「ありがとうございます。貴方は?……」 

「はい!真紀さんとお付き合いさせていただいています。」

「なに!」

五郎の顔が父親の顔に変わった。
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