僕の恋した相手は年上でした
お誘い
SIDE楓

「楓!!楓!!」
屋上で昼寝をしていたあたしの前に彼女は息を切らせながら走って来た。
「何?玲?」
「あたし恋しちゃいました!!」
「誰に!!??」
「1年の勝広君」
勝広?
「玲が恋するなんて珍しいね」
「あたしだって恋したいんだよ」
そう言って2人で笑った。
「そうだ!楓、勝広君とさ出かけない?」
「どこに?」
「うーん、まずはガストに集合してから、どっか行こう」
「おっけ、あたし勝広君のところいってくるは。」

玲は勝宏君の事が好きになった。
あたしはその時、これっぽっちも勝宏君に興味はなかった。
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