たった一度の人生を…


通学路には同じ制服を着てる子が何人もいた



ちょっとドキドキしている
自分もいれる



学校の正門が近づくにつれ
心臓の鼓動が早くなった



「ねぇ!!」



後ろから声を掛けられて一瞬ビクッとした



ゆっくり振り向くと
金髪のヤンキー系の子が立っていた



「うわっお前か弱そうな面してんなっ
まぁいいや…私のツレ1号になってよ」



「…え」



ツレって事は友達!?



「お前もそこらの奴と一緒かよ
どうせ軽蔑してんだろ
あぁーつまんね…じゃあな」



「葉月…篠原葉月…
私と友達なってください」



とっさに出た言葉だった


でもこの子を逃したら
また独りになると思った




これが私の親友との出会い
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