恋の決心★



 こらえていた感情が、溢れ出した。


「不安だったの!

巧は一緒にいても、携帯ばっかり気にしてるし…

デートもドタキャンするし…

どこか遠くに行っちゃうような気がしてた」


「そんなこと考えてたのかよ!

そんなん、仕事の用件だけだったし」

 今度は、呆れたように言った。


「そうやって…

いつもいつも、偉そうに言わないでよ!!」

 ついに、そんなことを私は口にしていた。
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