向日葵《短編》
~始.始まり~
俺は小さい頃から好きな人がいる。
そいつはいつも俺の隣にいて、最高の笑顔を向けてくれる。
『葵の名前って向日葵の字からとったのかな?』
お前は俺にこう言った。
『なんで?』
『だって葵の笑顔は向日葵みたいだから!』
葵って女の名前みたいで嫌いだった。
でもお前の一言で、
この名前が大好きになったんだ──…
なぁ…唯──…