向日葵《短編》
『また今度が楽しみだね!応援しようねっ!』
唯の笑顔を見る度、好きが増す。
お前の笑顔に弱いんだよ─…気付よな…ばか─…
学校に着き、俺は唯と別れた。
唯はB組で、俺はE組。
教室に向かう唯の背中をじっと見つめ、俺は教室に入って行った。
『葵!おはよ!』
俺が席に着くと、犬のように走ってきたのは、中学2年生になって初めて出来た友達の西輔《にし たすく》だ。
こいつも俺と同じサッカー部。
人なつっこい性格で、まん丸な黒い瞳が特徴的だ。
みんなから『可愛い』などと言われている。
『おはよ、昨日の試合見た?すげぇ惜しくなかった?』
『だよな~、まじ悔しいし!』
輔と早速昨日の試合のことで盛り上がっていると担任の先生が入ってきた。
『席着け~』
慌てて席に戻る生徒達。
先生は今日の1日の内容を話している。
だが俺は上の空だった。
唯の笑顔を見る度、好きが増す。
お前の笑顔に弱いんだよ─…気付よな…ばか─…
学校に着き、俺は唯と別れた。
唯はB組で、俺はE組。
教室に向かう唯の背中をじっと見つめ、俺は教室に入って行った。
『葵!おはよ!』
俺が席に着くと、犬のように走ってきたのは、中学2年生になって初めて出来た友達の西輔《にし たすく》だ。
こいつも俺と同じサッカー部。
人なつっこい性格で、まん丸な黒い瞳が特徴的だ。
みんなから『可愛い』などと言われている。
『おはよ、昨日の試合見た?すげぇ惜しくなかった?』
『だよな~、まじ悔しいし!』
輔と早速昨日の試合のことで盛り上がっていると担任の先生が入ってきた。
『席着け~』
慌てて席に戻る生徒達。
先生は今日の1日の内容を話している。
だが俺は上の空だった。