秘密の花園
「いたっ!!」
私の手の甲にシャーペンの芯を突き刺した張本人は、素知らぬ顔で黒板を見ていた。
「あんた、さっきから見られているわよ」
「……誰に?」
また、よだれでも垂らしていたのか?
ハンカチでこっそり口元を拭う。着ている服の袖で拭わなくなったのは、大した進歩だろう。
「当然、この講義室にいる男どもよ」
まみちぃは講義室の中にいる男子グループをいくつかシャーペンで示した。
嘘つけー!!
「まみちぃを見てたんじゃないの?」
まだ暑いとはいえ、まみちぃの着ている服はやたらと露出度が高い。
乳が見えるぞ、乳が!!いくら小さくても見えたら困るだろう!!
「そうかしら?」
気だるげにテーブルに頬杖をついている様子は、生唾を飲み込むほどエロい。
よせてあげた胸の谷間に思わず見入ってしまう。
「そうだよ。ほら、おっぱいしまっといて」
「あら、やだ」
私は仕方なくまみちぃの代わりにやつの服の中に胸の谷間を収納した。