秘密の花園




やばい…。


これ以上、私のあずかり知らないことが起きたら完全にキャパシティを超える。


ストレスのあまり叫びだしてしまうかもしれない。


そう、私は花園中でしか生きられないか弱い生き物。いきなりオシャレ星に連れてこられても順応できない。


「どれ?」


メニューを差し出されてもチンプンカンプンでどれも違いがわからなかった。


「なんでもいい…」


私はそっとメニューを閉じて、全てを向かいに座っている男に丸投げした。


サタンはお店の人を呼んでサンドイッチとコーヒーを2つ頼んだ。残念なことに注文を取りにきたのは髭のおじ様じゃなくて普通の若いにぃちゃんだった。


「で?」


「で?ってなんですか…」


「お前、本当にカットモデルになる気があんのかって聞いてんだよ」


あっそうだった。色々気を張りすぎたせいで本題のことをすっかり忘れていた。


「えっと…いちおう…」


「一応…?」


サタンの目が恐ろしいまでに吊り上がる。


ああ!!もう!!



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