夏の恋物語
うん。
確かにそうだよな…
いくらなんでも
展開が早過ぎる。
恋愛っていうのは、
もっと、何て言うか…
こんなに簡単なものじゃないはず。
って
今まで気付かなかったあたしって、
本当、単純すぎる。
「あたしの推測だけで話しちゃったけど、
麻里が祥くんの事、
好きになっちゃったら、好きになったで
良いんだよ?」
「…好きかどうか、わからない。
今日会ったばっかだし…」
あたしには、まだ、
どうする事もできなかった。