夏の恋物語
「…り?麻里?麻ー里ー?」
「はっはい?」
「何寝ぼけてんのよ。着いたよ、海!!」
「嘘ー、あたし寝ちゃってた…」
「ほら、早く着替えて遊ぼ!!!」
車から降りると、そこには
青い海が一面に広がっていた。
やばい!!!感動!!!!
携帯を取り出して写メ撮ろうとしたら
そんな暇ない!
って奈美に連れて行かれてしまった。
「やっぱ、麻里は何でも似合うね」
「そうかな…。奈美こそ可愛いよ」
私は黒の水着。
脚を全部出すのは恥ずかしかったから、
下はスカートタイプ。
奈美は緑と白のボーダー。
あたしの事は散々褒めるんだけど、
奈美だって、すっごくスタイルは良い。
もちろん顔も。
「修一お待たせ!」
「遅せーよ」
「あれ?修一の友達は?」
「あー、多分もうすぐ来るはず…
あ、こっちこっち!!!!」