夏の恋物語
修一くんが手を振る方向から、
一人の男が走ってきた。
「悪ぃ、やっとバイト終って」
「俺らも今来たとこ」
「修一、この人?」
「あぁ。俺のダチの祥。
えーと、こいつが俺の彼女の奈美で、
奈美の友達の麻里ちゃん」
やばばばば…
かっこよすぎる!!!!
細身なのに、ちゃっかり筋肉ついてるし
背も高いし、
何よりも真ん丸とした瞳!
これは絶対モテる男だ。
「麻里?何一人でぶつぶつ言ってんの?」
「え?い、いや…何でもない」
おっと、危ない危ない。
「奈美、海行こうぜ!!!」
「うん!麻里は?」
「あ、あたしは後で行くよ」
「そっか、じゃあ行ってきまーす」
奈美はいつも元気だなー…
なんて奈美を眺めていると