ヒマリュウ-Ⅲ-



ゆっくり…ゆっくり。

眩しい陽の光を浴びながら、眠くて重い瞼(まぶた)を開いていく。



『……あ、さ…?……い…ッ…』



あー…朝かぁ…。

という認識と同時に、腰と背中には軽い痛みが走る。

…下を見れば、ソファー。



どうりで、痛いはずだよ。



「あ、おはよう。桃」



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